FP3級の6分野の中で、私が最もつまずいたのが「タックスプランニング(税金)」の分野でした。
年金や保険は「自分の生活に関係している」という実感があって比較的イメージしやすかったのですが、税金は「所得税・住民税・源泉徴収・控除…」と聞くだけで頭が止まってしまう感覚。最初の1〜2週間は、テキストを読んでも何が何だかわかりませんでした。
でも、ある時から急にスルスルと理解できるようになって。今回は、そのつまずきの理由と、どうやって乗り越えたかをリアルにお伝えしたいと思います。
なぜタックスプランニングは難しく感じたのか
振り返ってみると、難しく感じた理由はいくつかありました。
まず、「言葉が多すぎる」問題。所得税だけでも「総所得金額」「課税所得金額」「所得控除」「税額控除」…と似た言葉がずらっと並ぶ。どれがどれなのか、最初はごちゃ混ぜになってしまっていました。
次に、「計算の流れが見えない」問題。所得税の計算って、①収入から必要経費を引いて所得を出す→②所得から各種控除を引いて課税所得を出す→③課税所得に税率をかけて税額を出す→④そこから税額控除を引く、という多段階なんですよね。この全体の流れが頭に入っていないと、個々の知識がつながらないんです。
最後に、「日常生活と結びつかない」問題。年金や保険は「毎月払っているもの」だから肌感覚がある。でも税金は「なんとなく引かれているもの」という認識で、仕組みを意識したことがなかったんです。
乗り越えるきっかけになった「1枚の図」
転機になったのは、テキストの中にあった「所得税の計算の流れ」を示す図でした。収入からスタートして、控除を引いて、課税所得になって、税率をかけて、また控除して……という全体像が1枚に整理されていたんです。
「そうか、これは一本の流れなんだ」と気づいた瞬間、バラバラだった言葉たちがパチッとはまった感覚がありました。
それからは、個々の「控除」を覚えるときも「この控除はどのステップで引くものか」を意識するようにしました。所得控除(医療費控除・配偶者控除など)は課税所得を減らすもの、税額控除(住宅ローン控除など)は計算された税額から直接引くもの——この違いを図に当てはめて理解してから、ぐっと頭に入るようになりました。
「10種類の所得」は全部覚えなくていい
タックスプランニングには「所得の種類が10種類ある」という内容もあります。給与所得、事業所得、不動産所得、譲渡所得……最初に見たときは「全部覚えるの?!」と焦りました。
でも試験対策的には、よく出る所得(給与所得・一時所得・雑所得など)に絞って理解するのが正解でした。特に給与所得の計算(給与収入から「給与所得控除」を引く)は必ず出るので、ここを最優先に押さえました。
残りは「こういう所得の種類があるんだな」という認識レベルでOK。完璧に覚えようとするより、出題頻度が高いものを確実に理解する方が、得点につながると実感しました。
確定申告・年末調整も「流れ」で覚えた
「確定申告って何のためにするの?」「年末調整との違いは?」——これも最初は混乱しました。
整理してみると、シンプルでした。会社員は1年間に源泉徴収(仮の税金の天引き)をされていて、年末調整でその過不足を精算する。一方、フリーランスや副業収入がある人などは自分で確定申告をして納税額を確定させる——という仕組みです。
この「なぜ必要か」という背景を理解してから、「確定申告が必要な人のケース」が試験に出ても迷わず答えられるようになりました。丸暗記より「なぜそうなるのか」を1回理解する方が、問題のバリエーションに対応できます。
過去問を繰り返したら、点数が安定してきた
タックスプランニングは、理解が進んでからは過去問が非常に効果的でした。FP3級の税金問題は、似たようなパターンが繰り返し出題されます。一度正解できた問題も、「なぜこの答えになるのか」を説明できるようにしてから次に進む——これを繰り返したら、この分野の得点率がかなり上がりました。
私が使ったのは「FP3級ドットコム」という無料サイトです。スマホで隙間時間に解けるので、家事の合間や移動中に何周も繰り返しました。
まとめ:最初は難しくて当然。でも必ずわかる日が来る
タックスプランニングは、最初から「わかる」人はほとんどいないと思います。私も最初の1〜2週間は「やっぱり自分には無理かも」と何度か思いました。
でも、全体の流れを図で理解する→頻出のポイントに絞る→過去問を繰り返すという順番で進めたら、確実に理解が深まっていきました。
「税金って難しそう」と思っている方、FP3級のタックスプランニングはきちんと攻略できます。最初のとっかかりさえつかめれば、あとは芋づる式に理解が広がっていくので、ぜひあきらめずに取り組んでみてください。
タックスプランニングは独学では特につまずきやすい分野のひとつです。資格の学校TACは、税金の仕組みをわかりやすく体系的に解説してくれる講座があり、「読んでもわからない」という壁を突破しやすい環境が整っています。「難しいと感じた分野こそ、プロの解説で一気に理解したい」という方に向いています。
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